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外国人のための日本語検定「JLPT」と「BJT」


 本日は日本での起業を志望される外国人や就労を目的に来日される外国人の方々のための日本語検定についてご紹介いたします。

1.文化の中でも言語が要?

 外国人の方々が日本で成功するためには色々な要素が必要ですが、文化を熟知することはとても重要です。そして、その中でもその土地の言語を操るスキルはビジネスにおいて有利な条件の一つと言えましょう。
 起業または従事したい職種に必要な資格を取る場合でも、一定の日本語レベルが必要となる試験も多く存在します。 そんな中、日本語レベルがどの位の習熟度かを計り認定する主な検定試験として日本語能力試験(Japanese Language Proficiency Test :略称JLPT)があります。日本語以外を母国語とする人なら誰でも受験できます。

2.日本語能力試験とその概要

 この試験JLPTは国際交流基金(独立行政法人)と日本国際教育支援協会(公益財団法人)によって行われており、2016年は全世界で74の国と地域(273都市)で実施し、約75万人によって受験され、かなり周知度の高い検定です。N5からN1の5つのレベルに区分され、どのレベルにも筆記と聴解テストがありますが、筆記は主に日本語の知識面のテストで、語彙や文法、読解力が試されます。
 N3までは限られた日常生活での日本語がある程度理解できるレベルで、N2以上がより幅広い場面で日本語が理解でき、ニュースや雑誌、新聞などからも情報を拾えるレベル、自然な会話がかなり聞き取れるレベルといわれます。最高レベルのN1とN2の差はかなり大きいようです。香港・マカオを含む中国人の受験生が圧倒的多数を占め、次いで台湾、韓国、ベトナムの受験者が多くなっており、アジア圏の受験者が大半を占めています。

3.テストの出願に関して

 日本国内でも海外の多くの国でも受験が可能です。日本の場合ですと7月と12月の年2回、全国の主要都市で実施されていますので、受験希望地域で受験することが可能です。書店などで願書を購入して郵送する方法とインターネットから出願する方法があり、日本国内で受験をする場合の受験料は5,500円です。
 海外の場合ですと、受験料や試験実施日は国・地域や実施機関によって異なり、また、時期により試験の実施都市が異なるため、詳細は受験を予定している国・地域の試験実施機関へ直接確認するのがおすすめです。試験実施機関などにつきましては、JLPTのWebサイトから確認することができます。なお、海外受験のための申込代行を行っている日本語学校などもございますので、ご自身での出願が困難な場合には、申込代行サービスを利用することもひとつの方法です。

4.日本語能力試験のメリット

 日本には、在留に関して「高度な技術や専門性で日本に貢献する事のできる良質な人材」を認める高度人材ポイント制による出入国管理上の優遇制度という制度があります。高度外国人材の受入れを促進するため、高度外国人材に対し、ポイント制を活用した出入国管理上の優遇措置を講ずる制度が平成24年5月7日より導入されました。高度外国人材の活動内容を、「高度学術研究活動」、「高度専門・技術活動」、「高度経営・管理活動」の3つに分類し、それぞれの特性に応じて、「学歴」、「職歴」、「年収」などの項目ごとにポイントを設け、ポイントの合計が申請要件である点数(70点)に達し、高度外国人材と認められた場合、在留期間5年が一度に与えられるなど、いくつかの出入国管理上の優遇制度を与えられます。N1に合格しているとそのポイントで15ポイントを得ることができるため、N1を取得しているとかなり有利だといえます。
 また、起業に必要な勉強をするのに国費留学する場合などは、日本人が海外留学する時にTOEFLや IELTSが必要なのと同様、N1の合格が受験資格の一つになります。さらに外国大学医学部卒業生が日本の医師国家試験を受ける場合でも、N1取得が受験資格となります。獣医や介護福祉士など、その他の国家資格受験にもN1合格が前提となります。

5.ビジネス日本語能力テストBJT

 またJLPT以外に、最近注目されている検定にビジネス日本語能力テスト(Business Japanese Proficiency Test:略称BJT)があります。これは日本漢字能力検定協会(公益財団法人)が主催となって実施しており、日本語に関する知識はすでに取得しているものとされ、ビジネスコミュニケーション能力、情報処理能力に主眼を置き、それを測定するテストです。
 試験内容は、聴解テスト、読解テスト、及びこの2つを複合した聴読解の3つの形式からなる800点満点のテストです。JLPTとの大きな違いは、ビジネスコミュニケーション能力は測定する範囲が広く、総合的な評価が必要となるため、レベルごとの合否を判定するJLPTの学習到達度テストとは異なり、0~800点で採点し、J5からJ1+の6段階で評価をする能力テストを導入している点です。能力テストにより、受験者の能力の絶対値を測ることができ、能力の変化を客観的に把握することが出来る点がBJTの特徴です。
 上述の通り、BJTでは800点満点で採点され、6段階で評価をされます。J5からJ1+の中で600点以上が必要なJ1+が最高レベルとなっています。JLPTのN1合格者であっても、点数が300点から700点と広く分布しており、J1+レベルに達している人はごく僅かです。JLPTのN1に合格した日本語の語彙・文法など知識が多くある人でもビジネス場面での運用能力には大きな開きがあることが、この試験で明らかとなっています。語彙力や文法力だけでなく、ビジネスシーンでの日本語運用力を測りたい、または証明したい方は、BJTの受験を検討されると良いでしょう。
 試験はJLPTと同様に日本国内・海外のいずれでも受験が可能です。2017年4月に、インド、シンガポール、フランス、メキシコ、ブラジルが受験地として新設され、日本国内・海外合わせて、2017年現在、64都市で試験が実施されています。受験料は6999円(税込)で、インターネットからのみ出願をすることができます。受験日は特になく、テスト会場のコンピューターブースが空いていればいつでも受験でき、結果も即日わかるシステムとなっています。尚、BJTで480点以上取得した人は、JLPTのN1合格者同様、高度人材優遇制度のポイントにおいて15ポイントを得ることができます。
 日本での起業を志望される外国人や就労を目的に来日される外国人の皆様、日本語を学び、それを武器として日本での起業や就労を成功させましょう。

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